織田真子「あなたに愛されたくて」 - ド迫力のボディとショートフィルムのようなドラマ
29歳の時の作品。30歳の今もビデオをリリースしていて、随分遅咲きのAV女優のようだ。不動産業を営む旦那のビジネスのために妻が一肌脱ぐ、というドラマ仕立ての作品である。
作品概要
感想
いい表情してますねぇ。旦那と普通の会話をしているときと、取引先の男とセックスするときの表情のギャップが素晴らしい。大人の女だからできるドエロの表情だ。
冒頭の変態地主とのプレイは、若いキャピキャピした女優のAVに飽きた方には是非おすすめしたい。
着衣のまま巨乳だけ露出した状態で、最初は嫌がっていたセックスにのめり込んでいく。挿入された瞬間に体を捻じ曲げて天を仰ぐ。バックで後ろから挿入されているときに、唇を噛みながら尻の肉を引っ張っている。そういう姿に女の業を感じる。相手も優秀な男優で、織田真子に舌を出させて、その舌にしゃぶりついたりする。精液を顔にかけられたあとの、織田真子のぐったりとした表情もいい。
顔は小さいのに胸と尻はやたらとデカい。それなのに腹は弛んでいない(決してスリムな腰ではないが・・・)。理想的な肉感を持った体だ。
セックスが3回(顔射1回、膣内2回)、フェラのみが1回という内容。人妻ものなのに、旦那との絡みは一切なく、すべて先述の変態地主との絡みという内容だ。
男優が同じ、シチュエーションも同じ、恰好も似たようなもので3回ともなると、飽きがくるのは否定できない。しかし、よく見てみると、最初の絡みでは始終受身で、ずっと堪えるような表情をしていた彼女が、最後の絡みでは男の背中に手を回しながら貪るようにキスをして(このキスシーンが妙にエロい)、バックや騎乗位では自ら腰を振り、更にその振り方が大胆になっていく。こういう妻の「変化」も、この作品の見所だろう。
それと2回目の絡みの最後は、バックの体勢で膣内に射精されるのだが、オマンコから精液が垂れる様をもう少しじっくりと見たかった。
作品がひとつのドラマになっていて、セリフを使わずに映像と悲しげな音楽だけで結末を伝えるラストは、映画のラストシーンのようで印象的だった。それにしても、絡みがない旦那役の男優が少し気の毒である。彼は織田真子の裸さえ見ていない。
この作品は、DMMから独占配信されている。全体を覆うシリアスで重い雰囲気が、エロさを増長させている。昼間であることをさり気なく示す背景の演出も上手い。先日紹介した横山美雪の作品が良かったと思った人は、本作も楽しめるだろう。
あなたに愛されたくて。 織田真子